腐食促進試験機には、近年、さまざまな自然環境下に対応する試験条件が要求されています。
多様なサイクルパターンが可能で、屋外暴露との相関性、促進性に優れたさまざまな複合サイクル試験機が、各界で実用され活躍しています。
腐食促進試験機の専門メーカーとして、規格準拠モデルから特殊仕様による製作まで、あらゆるニーズにお応えしています。
より使いやすい新デザイン
塩水噴霧・乾燥・湿潤・塩水浸漬・外気導入・低温・湿潤高湿等の試験項目を組合せたサイクル試験により、製品・材料の使用環境(亜熱帯や寒冷地等)をシミュレートした試験ができます。
多量の試験片も、大型の部品もまとめて試験できる大型モデル
大型の試験槽で、多量の試験片を一度に試験できます。オプションの床耐荷重仕様により、重量物・大型部品・組立品や完成品をそのまま試験することもできます。CYP-160とCYP-200には、温湿度移行時間を短縮するため2つの湿度発生機と壁面スプレを搭載しています(PAT.)。
更に試験結果の精度を追求した試料回転機構(PAT.)
試料回転機構(PAT.) により、試験片を固定して試験槽内に配置する試験機と比べ、試験片の設置場所による試験結果への影響を更に低減しています。毎分6°回転毎に一時停止(1時間で1回転)、1回転毎に回転方向が反転します。
多量の試験も、大型の部品もまとめて試験
大型の試験槽で、多量の試験片を一度に試験できます。床耐荷重仕様のオプションにより、重量物・大型部品・組立品や完成品をそのまま試験することもできます。
光照射+ 腐食サイクル試験
光照射・塩水噴霧・乾燥・湿潤・塩水浸漬・低温などの条件を任意に組合せ、屋外における様々な過酷環境をシミュレートする光照射付複合サイクル試験機です。
お客様のご要望をお聞きし、常に新しい技術を取り入れながら、ご要望に合った製品を設計・製作します。
※掲載のいずれの試験機も、仕様のお打ち合わせが必要です。
※下記の他、自動車メーカー各社、様々な業界規格に対応した複合サイクル試験機を多数製作しています。試験項目・移行時間・噴霧液量・温湿度制御など試験条件が個別に規定されていますので、製作をご依頼の際は仕様をよくご確認ください。
GM 社規格(GMW 14872)の試験に対応しています。
塩水シャワー試験用に天井部から塩水をスプレするノズルを有しています。塩水噴霧・乾燥・湿潤・外気導入・湿潤高湿・室温・塩水シャワーが可能で、これらの試験を組合せたサイクル試験及び温湿度勾配試験が可能です。大型のCYP-230ZG 型は試験槽が約幅230 ×奥行100 ×高さ50cm、大きな製品が試験可能です。
ルノー社規格(Standardization of Renault Automobiles) の試験方法「D17 2028 / _C (ECC1:Essai de Corrosion Cyclique 1)」に準拠した試験が可能です。
フォード社規格(CETP:00.00-L-467)の試験に対応しています。
試験層内の天井部に塩水スプレー管を有し、スプレーノズルが自動スウィングしながら試験片に塩水をスプレーします。CCT-3LZF型は試験槽が約幅200×奥行き100×高さ132cmで、大きな製品が試験可能です。
ドイツ自動車工業会規格(VDA233-102)、VW規格(VW96380)に対応しています。
温度は-15~50℃、湿度は50~100%rhまで、温湿度を変化させながら試験する勾配運転が可能です。A・B・Cサイクルの組み合わせ試験を自動で行います。
IMO(国際海事機関)のバラストタンク塗装性能基準に規定の認証試験に用いられます。バラストタンク各部位の条件をシミュレート、バラストタンク内の海水の干満と揺動有り無しのサイクル試験が可能です。