従来から耐候試験は規格に定められている70×150mmなどの大きさの試験片が多く用いられているが、一方、最近では製品完成品を丸ごと試験するニーズも増えている。これは最終製品の形で試験することで、欠陥発生箇所の特定や想定外の劣化などを見極め、その対策を講じ、製品の信頼性向上を図ろうとするものである。本稿では、ますます高まる消費者の品質ニーズに応えるために、考案された最近の耐候試験機から、耐光試験装置と2.5kWキセノンフェードメーターの2例を紹介する。
(JETI Vol.59 No.13 2011年12月)