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めっきの耐腐食性評価試験の原理・方法について スガ試験機株式会社 須賀茂雄 渡辺 真

金属材料の腐食防止の手法として金属表面に亜鉛、アルミニウム、ニッケル、金などのめっきが施されている。
これらめっきの大気腐食のメカニズムについては広く報告されているが、市場での実際の腐食の再現方法や促進試験方法についてはあまり紹介されていない。しかし六価クロムや鉛などの特定有害物質の使用制限(RoHSなど)、さらに高性能・長寿命化を目指して多くの新しい材料が開発されており、材料の寿命予測や品質保証のための試験方法が多く検討されているのも事実である。このような寿命評価のための腐食試験方法には大別すると、車両・橋梁・建造物などに対応する塩害を中心とした試験方法と大気中の腐食性ガスによる腐食が問題となる電気・電子部品を評価する試験方法がある。
本稿では腐食のメカニズムを紹介しながら腐食試験の特徴と試験方法を紹介する。
(表面技術 第63巻 第11号)

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