促進耐候性試験機・腐食促進試験機・精密光学測定機器（分光測色計/色差計/光沢計/ヘーズメーター等）の専門メーカー
縦置き・横置きに対応。
使いやすさを追求しました。
ヘーズメーターは物質を通過する全光線に対する拡散光の割合をヘーズ値として求めます。完全な透明体はヘーズ値が0で、拡散光の成分が増える(曇り度合いが増える）に従ってヘーズ値は高くなります。プラスチック、ガラス、ジュース、果汁、医薬品（液）、化粧水のほか、液晶ディスプレイや太陽電池モジュールに使用されるフィルム、封止材など、様々な分野の透過性のある製品の品質管理や、商取引の場で広く活用されています。HZ-V3は多くのお客様の声に応え、多様化する試料に対応できるよう、使いやすさと測定値の正確性を追及したモデルです。試料に合わせて縦置きでも横置きでも測定することができます。
１．縦or 横、置き方を選択。
本体は、測定したい試料に合わせて縦置き･横置きの設置方向を選ぶことができます。
プレート状の試料の場合、縦置きにすれば試料をフラットな試験台にのせるだけなので、手早く測定ができます。
フィルムや液体セルなどの試料の場合、横置きにすれば、試料をはさみ込んで常に同じ条件で測定することができます（専用の試料台を設置）。
２．試料扉を閉めると自動測定。
自動測定モードを選択することにより、試料を入れ扉を閉めると、自動で測定を開始することができます。
試料扉を閉めて自動測定開始（測定時間最大2,5秒）
３．複雑な測定操作は不要。
JIS K 7136＊1、JIS K 7361-1＊2の測定には、白板と試料の置き直しが必要ですが、HZ-V3では、補償開口の光トラップ・白板自動切換機構を組み合わせることにより、ワンタッチ測定が可能で、置き直しは不要です（PAT.）。
＊1 JIS K 7136 ｢プラスチック―透明材料のヘーズの求め方｣
＊2 JIS K 7361-1 ｢プラスチック―透明材料の全光線透過率の試験方法 第1部：シングルビーム法｣
４．大きな試料対応のフラットな試料室。
大型試料の測定
試料室内は最大260×180×厚さ30mmの試料が置けます(縦置きの時）。試料室に入らない大きな試料も測定可能なフラットな構造です。
５．タッチパネル・プリンタ内蔵の一体型。
光学部と計測部一体型で、幅32×奥行き32cmのコンパクトサイズ（縦置きの場合）。省スペースに設置できます。操作表示は、5.7インチ高精細TFTカラータッチパネル採用により、見やすく操作も簡単です。
タッチパネル表示は設置方向に連動して縦表示・横表示になります。
６．独自開発による２光路方式。
当社独自のTMダブルビーム（２光路）方式により、光量の変動を常に補償しているため、長時間安定した測定が可能です。光源からの光が２つ光路に分けられ、平行度の高い平行光が、積分球の試料透過光側（測定開口）と補償開口側から交互に自動入射し測定します。
７．測定値の正確性。
付属の校正標準板はNRC（カナダ国立研究機構）とのトレーサビリティを確立しています。装置の校正は当社ISO/IEC 17025校正技術に基づき正確を期しています。ASTMD1003に規定の校正標準板による標準合わせ方式(PAT.)も可能です。
標準付属の校正標準板
８．簡単ランプ交換。
新設計によりランプ交換後の光軸合わせを不要にしました。また、本体裏面のランプ交換作業も簡単です。（交換2000時間毎）
ランプ部分
９．豊富なアタッチメント（オプション）。
測りたい試料に合わせて、豊富なアタッチメント（試料ホルダ）を取り揃えています。
セル（液体測定用）
厚みと大きさの違う液体セル各種を用意。
マグネット式フィルムホルダ
柔らかく薄いフィルムの測定面を平滑にして、正確な測定をサポートします。
フットスイッチ
両手がふさがる大きな試料の測定をサポートします。
この他、JIS R 3212自動車安全ガラスの摩耗試験後のヘーズの測定に必要なJIS R 3212用アタッチメント(測定径φ7mm）もあります。
※仕様は、改善改良の為予告なく変更することがあります。詳細は仕様書をご確認ください。
