題目:
写像性測定器の紹介と促進耐候性試験評価への活用事例
筆者:
スガ試験機株式会社 田中智
内容:
物体の外観評価を数値化する方法としては従来から測色、光沢、ヘーズなどが使用されてきたが、それらの評価では、必ずしも見た目と一致しない場合があった。そこで、物体表面に写りこんだ反射像あるいは物体を透過して見える像が、どれだけ鮮明に歪みなく見えるかを表す指標として像鮮明度(写像性)がある。この像鮮明度(写像性)は、表面仕上げの美しさを適切に評価することができる指標である。本稿では当社の写像性測定器IC-T, IC-45, IC-60を紹介し、最後にIC-60を用いて促進耐候性試験評価を行った事例を紹介する。
書名 :塗装技術 第61巻10号(株式会社理工出版社)
発行年月:2022年9月