金属材料の腐食劣化を短時間で正確に再現
複合サイクル試験機とは・・・
塗装などの表面処理を施した金属材料の耐食性能(錆びにくさ)を試験する装置です。実際に製品が曝される環境条件から腐食因子(塩水・乾燥・湿潤など)を組合せて繰り返し試験を行います。単独試験と比較して屋外暴露とより相関性のある試験結果を得ることができます。
詳しい説明はこちらをクリック>>
厳しい条件に対応したハイスペックモデル
CCT-1LM型は複合サイクル試験機の基本的な試験項目「塩水噴霧試験」「乾燥試験」「湿潤試験」「外気導入試験」「湿潤高湿試験」に加えて、「塩水浸漬試験」「低温試験」ができるハイスペックモデルです。素早い応答性能の温湿度調節が可能で、自動車メーカー各社の独自規格に定められた厳しい試験条件に対応することができます。
様々な試料の出し入れがしやすい構造
試験片、部品・完成品の出し入れがしやすくなりました。
噴霧塔の位置を変更して試験槽内部にまとまった広い空間を確保しました。
新設計の噴霧塔は、試験槽の端から試験槽全体へ均一に塩溶液を噴霧できます(PAT.意匠登録)。
従来よりも試験槽の開口部を高さ方向に広くしたことで、楽な姿勢で試料を出し入れできるようになりました。
床を汚さない、通路を妨げないスライド扉
試験槽の扉を従来の開き戸タイプから引き戸タイプに一新。扉内側に付着した水滴が垂れて床を汚すことを防ぎます。
従来の開き戸タイプと比較して、扉を開いた時に通路を妨げません。
排気処理装置を内蔵可能、スペースを削減
従来は別置きだった排気処理装置(オプション)が装置本体に内蔵できます。排気処理装置の設置と配管に必要なスペースが不要になりました。
※新規購入時に内蔵可能
ISO/IEC 17025による校正
噴霧圧力計・乾球センサー・湿球センサー・空気飽和器温度センサー・浸漬液タンク温度センサーは当社にてISO/IEC 17025適合の校正証明書を発行できます。国際基準に基づく校正を行うことにより、信頼性の高い試験を行うことが可能です。 |
|
より大きな試験槽サイズを用意
試験槽のサイズがより大きなCCT-2LM型もございます。
代表的な対応試験規格
JASO M609 / JASO M610 / ISO 14993 / IEC 60068-2-52
上記以外にも複合サイクル試験方法は製品や材料ごとに規格に規定されています。また業界団体や企業が独自に定めている規格があります。別途ご相談ください。